事例紹介!“LINE”から「塗り替え工事」と「トイレ交換」受注
社員から、「プライベートではメーラーを1日中開きません」と言われました。
※メーラーとは、電子メールの作成、閲覧や送受信を行うためのソフトです。
「えぇ!なんだって…」
お客様からの問い合わせや申し込みは、メールを通じて入ってくると信じている私には、
1日中メーラーを開かないなんて信じられません。
毎日メーラーを開いて確認しているのです。
しかし、数年前の当たり前が、今の常識ではなくなっていたのです。
この様に、私たちは過去の成功から離れられないで、失敗への坂道を駆け下りてしまうのです。
ところでプライベートではメーラーを使わない20代、30代、40代たちは、
どの様に情報収集したり、仲間たちと情報交換をしているのか?
その代表的な手段が“LINE”です。
皆様もご存じのとおりです。
でも、“LINE”からトイレ交換、まして、家の塗り替えが受注できるなんて…。
私の頭が古いのでしょうか?
今後、お客様とのやり取りは、“LINE”が中心になっていく可能性があります。
業務時間外は対応しなくていい!
お客様が気軽に話しかけてくる!
相手の姿が見えないから緊張することなく会話ができる!
志賀塗装株式会社様の事例を紹介します。
このやり取りから多くを学べます。
- 受付時間内だけの対応でお客様は納得してくれる
- 初回のていねいな対応で個人情報が取得できる
- お客様が知りたい情報をWebページで案内している
- “LINE”で画像を送ってもらえるので現状を知れる
- 初回訪問がスムーズに約束してもらえる
- ホームページのスタッフ紹介のページを上手く利用している
1月24日、トイレ交換の問い合わせから契約。
1月31日、塗り替え工事も“LINE”から!
このやりとり後、塗り替え工事を受注されました。
利益率も、これまでの志賀塗装株式会社様の通常と変わらなかったそうです。
受注額は160万円前後だと思われます。
やり取りの工夫は、トイレ交換と同じです。
元々、一般の方はあまりメーラーを使わないのかも知れません。
もしくは、一般ユーザーにとって、メーラーは使いたいものではないのでしょう。
仲間との情報交換は、“LINE”の方がずっと便利です。
そうです。顧客の都合でマーケティングを組み立てる必要があります。
顧客とのやり取りに“LINE”が不可欠な時代なのです。
時代は“LINE”!
2006年から2020年までにTVや新聞との接触時間は1.1時間減りました。
半面、SNSへの接触は2.3時間増えています。
そして、SNSの中で“LINE”の利用率は全年代でトップです。
このデータからも、“LINE”対応にするべきなのは明らかです。
“LINE”営業ツールとして利用するメリット!
“LINE”で顧客とやり取りするメリットです。
- 顧客は個人情報を開示しないで業者に問合わせできるので、売り込まれるのでは?という心理的ハードルが低くなります。
- メールを利用した問い合わせフォームの場合、顧客が入力したメールアドレスが間違っていたり、顧客が受信拒否をしている場合があり、顧客と連絡ができなくなる恐れがあります。
“LINE”を使えば、顧客と連絡ができないことはありません。
もちろん、後からブロックされた場合は別ですが…。 - ホームページ上の情報を利用することで、顧客の欲しい情報を的確に提供できます。
- “LINE”担当者は営業時間内だけの対応で済みます。
時間外にも対応しなければならないという、心理的なストレスはありません。
お客様が友達と会話するように、気軽に問い合わせしてくる“LINE”。
無視できなくなりました。
著者:椎名 規夫(しいな のりお) 住宅・リフォーム販促情報局 代表 株式会社エムディー 代表取締役社長 経歴:社団法人取手青年会議所 1999年理事長講演実績:日本郵便(株)、三井住友海上保険会社、中部電力、日本M&Aセンター、(株)船井総合研究所、(株)三洋堂書店、日本創造研究所、(独)教職員支援機構、中央労働災害防止協会:大阪安全衛生教育センター、(財)日本品質保証機構、(福)名古屋市社会福祉協議会、東京都教育委員会指定道徳授業地区公開講座、川口市労使講座、長野商工会青年部、静岡県清水建設業協会青年部、千葉県宅地建物取引業協会松戸支部研修、(社)常総青年会議所コミュニケーション研修など、多数。 ・全国6万社が加盟する中央労働災害防止協会でコミュニケーション研修担当 ・独立行政法人教職員支援機構で全国の小・中、高等学校の教員向けコーチング研修担当 ・労働基準監督官(国家公務員)合同研修でメンタルトレーニング・コミュニケーション技術担当 |