自然素材の家で暮らす意味。「自然と暮らす」ではなく、「自然が暮らし」なんだ!
あるクライアント様に対し、このような提案をしました。
「自然と暮らす」ではなく、「自然が暮らし」。
絶対的価値とは、こういうことではないでしょうか。
言葉は正しく使いたいですね。
自然素材の家で暮らす意味。
「自然と暮らす」は間違い。「自然が暮らし」なんだ!
「自然と暮らす」という表現は、どこか人間が自然と距離を置いているような印象を与えます。
「自然が暮らし」という言葉には、人間は自然の一部であり、自然と一体となって生きるという、より深い意味が込められています。
「自然が暮らし」そのものであるという視点。
人間は自然の一部。
私たちは、自然から生まれ、自然の中で生きています。
呼吸する空気、飲む水、食べる食物、そのすべてが自然の恵みです。
自然素材の家は、この根源的なつながりを思い出させ、私たちを自然の一部として再び結びつけます。
自然との一体感。
自然素材に囲まれた空間は、五感を刺激し、自然との一体感を感じさせます。
太陽の光、風、雨などの自然現象を積極的に取り入れることで、自然のリズムに合わせた暮らしを送ることができます。
「自然が暮らし」であるという考え方に基づく暮らし。
自然のリズムに合わせた暮らし。
朝の太陽の光と挨拶し、夜空に眠りを告げる。
季節の食材を味わい、季節の行事を楽しむ。
自然に耳を傾け、自然の香りを楽しむ。
畏敬の念をいだく。
自然素材との触れ合いを大切にする暮らし。
素足で木の床を歩き、木の香りに囲まれる。
メンテナンスを自分で行い、住むほどに住まいへの愛着が深まる。
自然素材の経年変化を、ともに暮らした思い出として楽しむ。
もし、環境に負荷をかけても、暮らしの中で恩返しする。
自然に支援されるとは、自然を支援すること。
自然の一部として循環型の暮らしが整う。
自然から学び、感謝の気持ちが紡がれる。
これ以上の喜びがあるのだろうか?
「自然が暮らしなんだ!」という言葉は、私たちの心の底にひびき、生きる意味を教えてくれるヒントになるかも知れません。
自然の一部である私たち人間が、自然素材の家で暮らす。
それは、素敵な何かがはじまる予感では…
少なくとも自然素材の家は、一人ひとりを包み込み、何かを味あわせてくれるでしょう。

著者:椎名 規夫(しいな のりお)
住宅リフォームマーケティング情報局 代表 株式会社エムディー 代表取締役社長 経歴:社団法人取手青年会議所 1999年理事長講演実績:日本郵便(株)、三井住友海上保険会社、中部電力、日本M&Aセンター、(株)船井総合研究所、(株)三洋堂書店、日本創造研究所、(独)教職員支援機構、中央労働災害防止協会:大阪安全衛生教育センター、(財)日本品質保証機構、(福)名古屋市社会福祉協議会、東京都教育委員会指定道徳授業地区公開講座、川口市労使講座、長野商工会青年部、静岡県清水建設業協会青年部、千葉県宅地建物取引業協会松戸支部研修、(社)常総青年会議所コミュニケーション研修など、多数。 ・全国6万社が加盟する中央労働災害防止協会でコミュニケーション研修担当 ・独立行政法人教職員支援機構で全国の小・中、高等学校の教員向けコーチング研修担当 ・労働基準監督官(国家公務員)合同研修でメンタルトレーニング・コミュニケーション技術担当 |