1月に4日間。自社ルームイベントで受注見込み1億円!
「もし、20坪程度のショールームで集客できたら・・・」
「もし、駐車場がなくてもイベントができたら・・・」
「お風呂・キッチンを置くスペースがなくても受注できるとしたら・・・」
2019年1月、2週連続、週末4日間の自社ショールームイベントで受注見込みが1億円。
(その内1週はメーカーショールームでの開催)
そんな話を耳にしたら、そのショールームの見学に行きたいですよね。
そこで、早速、見学に行ってきました。
やってきたのは、お客様に愛されているリフォーム会社、志賀塗装株式会社さんです。
そして、ビックリ。
「駐車場がない・・・お店の目の前に1台分は停められるけれど・・・」
「4日間で1億の受注見込みが取れる?でも、打ち合わせスペースがないじゃない・・・」
「えぇ!お風呂とキッチン工事も受注できるって言っていたのに、現物が置いてないよ・・・」
そうです。4日で1億円の見込みを獲得したショールームは、
イベントを開催するには、決して最適とは言えない環境です。
それなのに、なぜ、4日間で1億も見込みが取れたのでしょう?
多くの方が広いショールームがないと、イベント集客が難しいと考えますよね。
「多くの商品がショールームにないと集客できない・・・」 と。
ところが、取材して驚きました。
「トイレを飾っておけば、水まわりリフォームが取れるんです。
そして、外壁の塗替えまでいただけるので、4日間で1億の見込みになるんです」
と志賀さんが教えてくれました。
なぜ、事務所スペース込み25坪のショールームで、
1億円の受注見込みが取れるのか?
トイレ交換。
それはリフォームする時代から、買いに行く時代に変化したようです。
以前なら、
「トイレを交換したいんです」
「トイレをリフォームしたいんです」とお客様から相談されていました。
ところが今、
「このトイレください」
「トイレが欲しいんですが、これはいくらですか?」に変わったそうです。
それは家電屋さんにテレビを買いに行くのと似ています。
10年以上使用したテレビが壊れたときに、
「テレビを交換したいんです」
「テレビを修理したいんです」と家電の販売員さんに言わないですよね。
「このテレビください」
「テレビが欲しいんですが、どれがいいでしょう?」と相談しますね。
お客様にとって、トイレとテレビを買うのは同じ感覚のようです。
なぜ、お風呂・キッチンの現物がなくても、
水まわりリフォームが受注できるのか?
「このお風呂ください」
「キッチンが欲しいんですが、いくらですか?」と、
買いに来るお客様は、まだ少ないでしょう。
なぜならば、お客様はお風呂・キッチンのリフォームでは、
そのまま交換するとは考えていないからです。
お風呂やキッチンのリフォームでは、入替だけのリフォームですまない場合があるからです。
「お風呂を交換するなら広くしたい!」
「この機会にキッチンとダイニングの動線も考えたい」
「お風呂、洗面所、キッチン。もう少し家事が楽にならないかな?」
この様に、お風呂やキッチンのリフォームの場合、
ショールームで現物を見る以上にお客様の要望が伴うのです。
だから、お風呂とキッチンが自社ショールームにはなくてもいいのです。
お客様が実物を確認したければ、メーカーショールームに案内すればいいのです。
志賀塗装さんでは、お風呂やキッチンは、カタログで十分に商談が進められるそうです。
これが、大きなスペースがなくても、自社ショールームで成功できる理由の一つです。
なぜ、事務所前に1台分の駐車場しかないのに、
来店者は駐車場に困らないのか?
イベント開催中、同時に6組の商談が同時進行します。
ところが、ショールームは想像以上に間口が狭いです。間口は2間半ほど。
そして、ショールーム前の駐車スペースは、わずか1台です。
イベント当日の来場者の駐車スペースは、どうするのでしょう?
すると、面白い工夫を教えてくれました。
「駐車場のある近所のお店とジョイントし、駐車スペースを借りる」
「お客様が近隣のコインパーキングを利用してくれる。
お客様は、来場特典で駐車料金の元は取れる」
私は、改めて大切な事を教えてもらいました。
出来ない言い訳ではなく、実践する。
実践できるように、みんなで知恵を出し合い工夫するのです。