集客力を復活させる事業の見直し! キャズム、ドラッカーマネジメント。やり方は似ている。
「キャズム」という概念は、主に技術革新や新製品の市場普及において用いられるものです。
そして、私たちの集客、マーケティング、商品・サービスを思索するうえで役立つモデルでもあります。
ここでは、集客力を取り戻すための3つのキーワードについて詳しく見ていきます。
1. 事業の見直し
事業の見直しは、『お客様との約束』であるビジネスの基本・構造、提供する価値を再評価するプロセスです。
事業の見直しは、時代の速すぎる変化に柔軟に対応するために、常に必要です。
2. クチコミの活用
Googleビジネスプロフィールだけでは不十分です。
クチコミは、特に導入期からメイン市場に移行する際に非常に重要な役割を果たします。
信頼できる情報源からのクチコミ、推薦や評価は、商品・サービスの普及に大きな影響があります。
クチコミを効果的に活用するためには、まず既存顧客の満足度を高めることが必要です。
顧客が自発的に製品やサービスを推薦したくなるようなポジティブな経験を提供することが重要です。
現顧客の声やレビューをマーケティングに活用することで、潜在顧客に信頼感を提供することができます。
また、SNSやオンラインレビューサイトでの評価を活用し、積極的にフィードバックに対応することで、ブランドイメージの向上が図れます。
3. ニッチ市場に絞る
ニッチ市場に絞るという戦略は、キャズムを超えるための効果的な方法です。
広範な市場をターゲットにするのではなく、特定のセグメントに焦点を当てることで、より効果的にリソースを活用し、顧客に特化した価値を提供することが可能です。
最も価値を提供できる特定の顧客層や業界を見極め、その市場に対する深い理解を持つことが重要です。
例えば、特定の技術やニーズを持つ産業や、特殊な問題を抱えている顧客セグメントに焦点を当てます。
ニッチ市場で成功するためには、他の競合製品との差別化を明確にし、顧客に対して独自の価値を提供することが必要です。
このためには、製品やサービスの独自性を強調し、特定のニーズに特化したソリューションを提供することが求められます。
また、ニッチ市場での地位を確立するためには、専門性を高めることが重要です。
顧客は、その市場での専門知識を持つブランドを信頼しやすく、そうしたブランドとの関係を築くことで長期的な成功を収めることができます。
自社がNo.1になれる市場を再定義しましょう
キャズムを超えて集客力を取り戻すためには、「事業の見直し」「クチコミの活用」そして「ニッチ市場に絞る」ことが鍵となります。
これらの戦略を適切に実行することで、初期市場から主流市場への移行をスムーズにし、持続可能な成長を実現することができます。
動画をご覧ください。
著者:椎名 規夫(しいな のりお)
住宅リフォームマーケティング情報センター 代表 株式会社エムディー 代表取締役社長 経歴:社団法人取手青年会議所 1999年理事長講演実績:日本郵便(株)、三井住友海上保険会社、中部電力、日本M&Aセンター、(株)船井総合研究所、(株)三洋堂書店、日本創造研究所、(独)教職員支援機構、中央労働災害防止協会:大阪安全衛生教育センター、(財)日本品質保証機構、(福)名古屋市社会福祉協議会、東京都教育委員会指定道徳授業地区公開講座、川口市労使講座、長野商工会青年部、静岡県清水建設業協会青年部、千葉県宅地建物取引業協会松戸支部研修、(社)常総青年会議所コミュニケーション研修など、多数。 ・全国6万社が加盟する中央労働災害防止協会でコミュニケーション研修担当 ・独立行政法人教職員支援機構で全国の小・中、高等学校の教員向けコーチング研修担当 ・労働基準監督官(国家公務員)合同研修でメンタルトレーニング・コミュニケーション技術担当 |